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シャイニング

2012.01.08 03:16|スティーブン・キング


あらすじ
フロリダにある美しいリゾート・ホテル、景観壮オーバールック・ホテルは客の見込めない冬季は営業を休止する。作家のジャック・トランスはそこの冬季管理人の仕事を引き受け、冬の期間を新しい作品の執筆にあてるつもりでいた。彼と彼の妻のウェンディ、息子のダニーがホテルに住み込むことになった。やがて季節がが募り、零下25度の気候と積雪によって帰路は閉ざされ、外界と連絡を取り合える手段は無線と電話だけになってしまう。逃げ場のない狂気が、トランス一家にじわじわと迫る。




シャーリィ・ジャクスンの「丘の屋敷(たたり、山荘奇談)」に強く影響を受けて執筆されたとあって、おなじくお屋敷ホラーの王道を歩む作品となっている。
ちなみに「呪われた町」の冒頭に「丘の屋敷」の一文が引用されており、「ファイアスターター」には亡きジャクスンを偲んだ短いメッセージが綴られている。

レビュー
酒の欲求とたたかい、教師時代の苦い思い出とたたかい、ダニーを傷つけてしまった過去とたたかうジャック。
夫と息子の絆に嫉妬し、一番に家庭のことを思い、そのために自己犠牲をもいとわぬウェンディ。
かわいそうなことに、彼女はトランス一家のなかでもっとも多くの難路に立ち向かわなくてはいけないのです。
そして超能力「ひらめき(シャイニング)」を持つ五歳児のダニー・トランス。
彼はとっても分別のある子で、ほとんど天才児として描かれていますが、あくまで五歳の男の子です。
彼は「ひらめき」によって両親の不和を敏感に感じ取ることができますが、幼い子供ならではの無垢さでその亀裂にどんどん入り込んでしまいます。

シャイニングの特徴は、ジャックのパート、ウェンディのパート、ダニーのパートと、章の区切りをへて話の主役がかわり、三人はほぼ均等に描かれているところ。
だから一口にジャックが主人公とは言えないのだ。物語の主人公はウェンディでも、ダニーでもあるというわけ。

この作品には離婚危機、鶴首、子供への暴力、幼少時代の過去など、かなり重い家庭の問題が描かれており、
ただのホラーに終わらず、同時に深い深い家族のお話でもあります。
キューブリックの映画はこの家族の絆という観念をことごとく排斥し、ジャックが狂気に取り込まれてゆく複雑な過程をほとんど無視したために、単に頭のおかしくなった父親が家族を殺しにかかる、という深みのない印象を与えてしまっています。
そりゃ原作者も怒ります。ジャック・ニコルソンの人相のせいなのか、演技の上でそういった印象をつくっているのかは知らないけど、ジャックがホテルに来ていきなり狂気を秘めているような感じがするもの。
面接終わりに「このホテルは初めてきた感じがしない」とか言っているからそういうことなのかもしれないけど。
うーん、じわりじわりと侵されていくからいいのに……
しかもハローランがあっさり殺され、除雪車を運んできただけのお使いさんになってしまっています。
おかげでラストにあるハローランとダニーの掛け合いがないために感動が薄く、ダニーの父親に対する愛情をまったく示せていない。あそこで百万人の読者から百万粒の涙をさそったというのに。

なぜキューブリックは〝おまんちょ〟の毛を映したがるのか?
ホラーとエロスは密接な関係にある! というのには理解を示すことはできるし、むしろ伝統の域にありますが、わざわざ下の部分を映す必要はないんでないか? 
日本の通常版のDVDに限った話ですが、モザイクがあると、ほんの一瞬ですが安っぽいオムニバスを見ているような気持ちになります、ほんの一瞬ですが。
無修正版のDVDを買えばモザイクなしが拝めるってことでしょうかね。うん、それはそれでご馳走様です。


でも映画と本を比べるのはナンセンス!
「原作とそっくり同じにつくって何が面白いんだ、好きにやってくれ!」 みたいな感じのことを作品の映像化に際してどこかの原作者が監督に言ったらしいです。
誰だっけ……思い出せないけど、そのようなことをテレビの特集か雑誌で読んだかしたのは確か。
じっさい、映画のシャイニングは大好きです。


父子の最後の対面は切なく、物語のラストのラストでほろりと涙がにじみむ。
これでおしまい。
「これを読まなきゃホラー小説は語れない!」リストから洩れることはまずない不朽の名作です。
サイコー、とにかくサイコー、ホラー小説のファンでなくとも読むべきです。
シャイニングこそ一冊目にふさわしいとおもって取りあげてみました。
なんか映画館でネタバレしてくるウザイ奴みたいになってしまった……まとまりのない文章でごめんなさい。














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tag:スティーヴン・キング シャイニング ジャック・トランス キューブリック 深町眞理子

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